はじめての富士登山【試練】

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さて、はじめての富士登山2回目は【試練】編です。
登山前、登山中、登山後の数々の試練をここでご紹介。

まずは登山前の試練について。
わたしたちは、静岡県側の富士宮登山口から登る計画でした。
車で富士宮市 に向かったのは、登山前日。
麓のビジネスホテルで一泊し、早朝ホテルを出発。
登山口まで運んでくれるシャトルバスの駐車場で車を停め、
バスで富士宮口5合目へ向かいました。

なぜこうしたかというと、何時間も運転した直後から登り始めるのは
キツいと判断し、余裕をもった計画の方が安全に登れるのではないかと
考えたからです。

結果的に初めての富士登山で興奮状態だったため、あまり寝られ
ませんでした。
また麓と言えどもシャトルバスの駐車場までは1時間くらいかかって
しまったので、ホテルに宿泊ではなくシャトルバスの駐車場で
車中仮眠を取るという作戦の方がよかったかもしれないと反省しました。

ですが、これは人それぞれです。
仮眠程度でもベッドで寝たいとか、車だと落ち着かないという人も
いると思います。
時間の方が気になるなら駐車場での車中泊がいいかもしれません。

私は次回富士山に登るときは、前日は車中泊でもいいかなと思いました。
ただし、山から下りて来た後は、そのまま運転して家に帰るのは辛いです。
しんどいです。ケンカにもなりますw
このときは、下山後すぐに帰宅する計画だったのですが、次回からは
後泊を重視したいと強く思いました。

少し話がそれましたが、登山前の試練その2は、
高山病です。

いろいろなガイドブックなどを読むと7〜8合目付近で
高山病の症状が現れるとあったりしましたが、5合目でも
気分が悪くなることがあります。

私は7合目でなったのですが、高山病になったときになにが
辛いって「におい」です。
5合目にもレストハウスがあり、食堂からカレーとかラーメンの
いいにおいがするのですが、高山病にかかっているとこれが
気持ち悪くてしょうがない!

吐き気を誘発する悪魔のにおいに変化しますw

やはり車やバスで一気に高度を上げてしまうと、体が順応できずに
そういった障害が発生することもあると心づもりをしておくといいと思います。

さて、ゲイターを付けたり、水分補給をしっかりしたり、入山料を
納めたりしていよいよ出発!

最初は砂利道ですが、そのうち「あ〜やっぱり富士山って火山なんだ」
と実感させられるような岩がごつごつとしてくると、やってくるのが
高山病です。

先程も少し触れましたが、高山病になってしまったらもうどうしようも
ない・・・とは思うのですが、出来るだけ軽減させるためにこれは
気をつけたいという点があります。

みなさん、高山病は酸素不足でなるから酸素を取り込めばいいんだと
いうことで酸素を持って行こうとすると思います。
酸素ももちろんあるに越した事はないですが、私は酸素よりも「水」で
呼吸がしやすくなりました。

持って行っていた酸素は行きの8合目くらいで使い果たしてしまい、
同行者の分までぶんどってぜぇぜぇ言っていたのですが、山小屋の方の
アドバイスで水やお茶等の水分を取ると不思議と胸がすっとして呼吸が
しやすくなりました。
酸素を吸うよりも遥かに楽になれます。

また、水分補給にハイドレーションを使う・・・というのもあまり
オススメしません。
なぜなら苦しすぎて水が吸えないからです。
できれば水筒やナルゲンボトルなど、口に流し込める容器で水分補給を
した方が楽に飲めると思います。

女性の方はとくにですが、水分を取りすぎるとトイレに行きたくなって
嫌だという人が多いと思います。
トイレは5合目、6合目、7合目・・・と頂上まで設置されています。
料金は1回200円です。
使用料を払うのがもったいないと思う人もいると思いますが、
せっかく富士山に来たのに、水を飲まずに高山病になってリタイアするのは
もったいないですし、こんな僻地でも便座があって普通に用を足せるのですから
200円くらい払ったってバチは当たりません。

富士登山を良い思い出にするためにも、水分補給とトイレの利用は
めんどくさがらずに行いましょう。
もちろんトイレのマナーも忘れずに。きれいに使って気持ちよく。

もし高山病の症状が出たな・・・と感じたときは横にはならずに壁にもたれる
などして寝ないことが肝心です。体を横に寝かせてしまうと更に悪化します。
どこか腰掛ける場所を見つけて、水分を取って安静にしましょう。

また、この記事は「高山病になっても登れ!」というものではなく
体調が優れないな、回復しないなと思ったら撤退するのも選択肢の一つです。
具合が悪いまま上まで行ってしまい、とりかえしのつかないことに
ならないためにも、「引き返す」という考えもきちんと持ちましょう。

引き返すのも決して悪いものではないと思います。
また富士山に登るという楽しみが伸びただけですから。

さて、次回は【登頂】編です。

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