抜かし抜かされ丹沢・バカ尾根

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先月の話になりますが、2週にわたって丹沢方面へ行きました。
目的はズバリ「己の成長を確かめる!」




なんかスポ根みたいなノリですが、登山を始めて最初に
イーーーーーーーーッ!となったのが、
ヤビツ峠〜塔ノ岳〜丹沢山〜鍋割山の山行でした。

長い道のり、多い登山客による渋滞、 初めての山小屋泊と
もうストレスてんこ盛りの山行となったのです。
鍋割山の鍋割山荘での宿泊はなにも文句はなかったのですが、
やはり道中の人の多さと長い距離、これにやられてしまいました。

振り返ると、数回しか山に行った事が無いのに欲張って
塔ノ岳〜丹沢山に足を伸ばしたのが失敗だったのかとか
いろいろあるのですが、とにもかくにも原因はやはり「体力不足」

コレに尽きます。

そこで、一年前からどのくらい自分が成長したのか?
を確かめるべく、同じルートを行くことにしました。

結果的には驚く程、楽でした( ・∇・)

極意は、出だしの「超スローペース」
元気なうちはガンガン行きたくなるんですよね。
だけど、そこで我慢して一歩一歩小さな歩幅で亀のように進む。
これがバテ防止につながり、休憩しなくても歩き続けられる秘訣
だと思います。

元来、上りが苦手なわたくしですが、亀ペースによって
バテることなく塔ノ岳山頂に到着。

この日は丹沢には行かず、初のバカ尾根を下ることにしました。

いやぁ、これが辛かったぁ。
話には聞いていましたが、ほんとだらだらと続く尾根です。
途中、鬼のような木段の連続。階段が好きな私でも閉口
してしまう程の量で、しまいにはマムシにまで遭遇する始末。
腰を抜かして転んでしまいましたよ・・・o(ToT)o

学生の山岳部の子たちがでっかいザックを背負って木段をゆっくり
歩いて行く姿もありました。
このルートはトレーニングにはもってこいだなぁと感じました。

このときのバカ尾根に対する印象が強すぎて、
これは上り下りできちんと制覇しておきたい!と思い、
翌週に再度チャレンジ!

大倉のバス停から出発し、クリステルに見送られて登山口へと入りました。

ここで恒例の「抜きつ抜かれつデッドヒート」が繰り広げられました。
登山を始めたばかりのわたしなら意地になって抜かして、バテて、
大休憩して結局遅くなるという負のスパイラルに陥ってしまっていましたが、
亀ペースを守ります。

腕組みをして、一歩一歩ゆっくりと。
後ろからやってくる元気なパーティーには道を譲り、
少し行くとそのパーティーが休憩している所を通り過ぎ、
また抜かされそうになって道を譲り、休憩している所を
また追い越して、3回くらいそのデッドヒートを繰り返し、
ついにはパーティーは姿を見せなくなりました。

元気なうちは本当にガンガン行けるんです。
だけど、そのガンガンは絶対に続かない。そのことを登山を始めて
一年で学びました。

さすがに鬼の木段には閉口してしまいましたが、
それでも予定時間より随分早く塔ノ岳に到着し、小休憩の後、
丹沢山まで足を伸ばしました。

途中、崩れた木段を修理されている方がいらっしゃって、
ありがたいことだなと思いながら「ご苦労様です」と声をかけて
通り過ぎました。

憎らしい木段ですが、こうして一個一個設置してくださる方たちが
いてくれるお陰で安全な登山をすることができるので、感謝です。

丹沢でお昼を食べて、塔ノ岳に引き返し、またバカ尾根を下って
その日は帰りました。

一年続けて来て、体力ももちろん付いたのですが、
どうすれば体力の消耗を最小限にしながら登れるか?という
点にも注意するようになってきたなぁと実感しました。

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