憧れのアルプスへ【燕岳・テント泊】5

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途中、何度かテントのチャックを開ける音や、ガスッと脇腹を蹴られる感触が
あったりしたのですが眠気が勝って起き上がれず。
完全に目を覚ましたのは、夜中の3時頃。
K氏はがっつり起きていました!

私「寝ないの?」
K「寝れない」
私「何してたの?」
K「持ってきたワイン飲んだり、星見たり、散歩」
私「このクソ寒い中、散歩・・・」
K「でも、山小屋だったら電気も付けられないし、自由に外にも出られないから
寝れてないけど快適だよ」
私「あぁ、そぉ・・・」

K氏は、過去に山小屋に泊まってみてなかなか快適に過ごせない事があったので
テントを希望していたのですが、そういう意味では念願叶っているのかな、と。

気温はその後、ぐっと下がって夜中3時~明け方が一番冷えました。
うとうとしたり、しゃべったりしていると燕山荘の方もにぎやかになってきました。
夜明けを待つ人の声で、私たちも外に出てみました。


眼下には雲海が広がっていて、遠く富士山もくっきりと見えました。
雲の水平線の向こうが徐々にオレンジ色に染まっていくのを見ながら、
お湯を沸かし、目覚めのコーヒー。


今回は市販のドリップではなく、山頂で豆から挽いて飲もうという本格派!
贅沢な夜明けを堪能し、そのまま朝ご飯を食べて、帰り支度です。

まぁ、この時も虫がねぇ・・・ホント困りました。
テントをはたきながら片付けをして、ザックに詰めて、幕営手形を返しに行き、
下山開始です。

荷物が重い事もあり、万全を期す為に下りはストックを使いました。
バランスを崩すと簡単には戻せないので(本当はそれではいけないのかも汗)
下りは呼吸の苦しさよりも、足の痛さです。
なるべく、ドンっと足を着かないように静かに下りる事を心がけます。
じゃないと、ねんざなど怪我をしやすくなるからです。

この日は土曜日。
早朝から登ってくる人が多くて、道を譲る為に立ち止まる時間がかさんで
なかなかコースタイム通りにはいきませんでした。
でも、それはそれでまた楽しいもの。
みんなどんなザック・装備を持ってきてるのか?とかウェアのチェックなんかも
出来て飽きないんですよ。

この日は前日と比べて団体さんが多かったですね。
あとは、一目見てテント泊とわかる人も多かったです。

「今日はテント場、取り合いになるかもねぇ」

なんて言いながら、下りていきました。

体力的には第二ベンチあたりからが辛かったです。
足の疲労がたまってきて、それでも登ってくる人を待ってたりする間、
狭い場所で立ってなきゃいけないので、膝もがくがく。

無事、下山したのはPM12:30頃。

停めていた車を中房温泉の駐車場まで持ってきて、ザックをトランクに
突っ込み、中房温泉の日帰り温泉に入りにいきました。

温泉に入る前に、そこでカレーを食べ、ビールを飲み、
いい気持ちで露天風呂へ。
晴天の下、開放的な気分になれて最高でした。

その日は、すぐに帰宅せず、麓の旅館で一泊しました。
慌てて帰るとかえって疲れが溜まってよろしくないという判断です。
贅沢だなぁとも思いますがw

翌日は、安曇市内を観光。
碌山美術館へ行き、穂高駅の写真を撮り、駅前のあのお店をちょっとのぞき、
おいしいお蕎麦を食べました。

帰りの高速は特に渋滞もなく、PM15:30頃帰宅しました。


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